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十三まいり十三里 [テレビ]

●チャンネル変えても・・・
ミステリーファンにとって、最近のテレビ番組にはガッカリさせられることが多い。見慣れた出演者によるクイズ番組、同じ顔ぶれのお笑い芸人が出演する”お笑い”番組、分かりやすいニュース解説をしてくれる”コメンテーター”、他の番組でも取り上げられた”ネタ”の使いまわし、などなどに独占されてしまった感がある。

●デジタルのおかげ
最近は、番組を予約して見るようにしている。お陰で、詰まらない番組を見なくても済むようになった。「地デジ化」は本当に便利!!アナログからデジタル放送への切替えに文句を言っていたのだが、デジタル放送の良さを実感するようになった。

●アガサ・クリスティー
最近の楽しみは、NHK-BS2で再放送されている「ミス・マープル」シリーズ。ジェーン・ヒクソンの「ミス・マープル」はBBC制作でしたが、こちらは「グラナダ・テレビ」。既に一度見てはいますが、美しい英国の田舎の風景や閉ざされた生活習慣など、新たな発見が・・・。

●禍禍しい
昨日放送されたフジテレビの浅見光彦シリーズ第38弾『十三の冥府』。そのタイトルの”まがまがしさ”に大いに期待しながら見ました。「荒ぶる神”の祟りか、冥府に迷う死者の怨念か...」「傑作長編旅情ミステリー!」と言うだけあって、八戸、青森、そして弘前の美しい海岸が楽しめました。しかし、ストーリー展開は少々期待はずれに。。。いつもの事ですが、タイトルに惑わされ、過剰な期待を抱いてしまう癖があるのです。

●仏教と十三
ところで、青森県には十三湊(とさみなと)をはじめ、十三湖、十三日市など、なぜか十三のついた地名が多いようです。実は、仏教での”十三”は大変重要な意味を持っています。それは、日本仏教は13宗からなっていること、仏教の冥土の世界観は初七日(不動明王)に始まり三十三回忌(虚空蔵菩薩)までの十三の節目に、それぞれ仏がいるとされていることです。

十三は不思議な数。『十三の冥府』では、お遍路が歌う不思議な歌「十三まいり」で物語は始まる。九里よりは、甘くて美味しい十三里...。この罰当たりが!
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