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米国ジャンク債 急落の意味すること [株式投資初心者]

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◉ 米国株価の先行指数と言われている「高利回り債ETF」が2016年2月以来の安値を付けました。Bloomberg:「ジャンク債の売り加速、大規模ETFから約2時間に1000億円超が流出した」と伝えています。21日のNY-DOWは、-414$の続落となりました。

◉ 以前読んだ投資の本で、「三つの金利で米国の景気は予測できる」という章がありました。その一つ目の金利は、政策金利(短期金利 FFレート)です。19日、FOMCは0.25%アップで金利が2.50%となりました。二つ目の金利は10年国債利回り(長期金利)です。3.2%まで上昇した利回りも現在では2.78%まで下落しています。そして最後、三つ目の金利は社債利回りです。企業が発行する債券で、今回大きく売られた「高利回り債ETF」もその一つです。

◉ 政策金利=2.50%、長期金利=2.78%、長期金利は今年の1月までは2.5%を割って推移していましたので、このまま長期金利が下落していくのか、あるいはFRBが来年に2回の利上げを実施するとしたら政策金利=3%になる可能性も出てきます。近い将来「長短金利の逆転現象、逆イールド」が現れることになります。そうなると確実に景気の減速期に入ることになります。

◉ そして、それを最も早く感知するのが、「高利回り債ETF」ジャンク債だと言われてます。だが金利の動向以外の指標はどうでしょう、雇用統計、失業率、ISM製造業景況指数などの実体経済の指数は非常に安定した景気環境を示しています。

◉ よく相場は半年前の経済を先取りすると言われます。2019年には実体経済の指数にも景気減速感の兆候が出てくるのかもしれません。

◉ さて来週の日経平均はどう動くのでしょうか。現在先物は、20、000円を割って19、850円で終わってます。次の節目は、19、700円ですが、これを割るかどうかが注目点です。ただ、25日平均の下方乖離率が7%と売られ過ぎを示していることや、PBR=1.04とすでに陰の極なのです! 来週は自立反発する可能性が十分あります。しかし、上値は重いのでしょうね。

明るいニュースほしいな

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