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悟りの日 [歳時記]

☆成道の日
今日12月8日は「成道の日」、お釈迦様が悟りを開いた日と伝えられています。先週の土曜日、師走の座禅会では、副住職が勤修(ごんしゅ、ごんじゅ)したお寺での「成道会」の様子を聞くことができました。

☆臘月八日
副住職が勤修したのは埼玉県にある臨済宗妙心寺派のお寺で、「成道会」は12月1日から8日にかけて実施されます。昼夜を通して座禅を組む修行が行われ、この期間は、結跏趺坐したまま睡眠をとります。これを「臘八接心(ろうはつせっしん)」と言い、座禅中には老師との禅問答があるのだそうです。

☆接心
禅宗では12月を臘月(ろうげつ)といい、お釈迦様が成道した八日とあわせて「臘八(ろうはつ)」、「接心(せっしん)」とは坐禅の集中修行のことです。七日間を1日の修行として、禅宗での出家修行のための重要な修行の一つだそうです。

☆明けの明星
接心の修行も5日目以降になってくると、頭がもうろうとなり様々な妄想が見えてくるそうです。思考力も限界が近づいてきます。12月8日の朝、明けの明星が見える頃に座禅は終わり、苦行からの開放を楽しむ会がもうけられるとのことです。

☆明かりを追加
ところで、明日9日は待降節の第2主日です。今年も、待降節の第1主日(12月2日)に、我が家のクリスマスイルミネーションを点灯。そして、第2主日には”なんと”3色のLEDの光が追加されます。「次の待降節の第3主日には・・・」などと細君は言っていますが、それは来年のお楽しみということで。

☆”Merry Christmas”はだめ?
1990年代の後半から、アメリカでは公的な場所に飾られるクリスマスツリーを「ホリデー・ツリー」と呼びかえるケースがあるそうです。様々な差別や偏見、不公平を正そうという運動の概念、「ポリティカル・コレクトネス(political correctness)」に基づき、宗教的中立という観点からこの言い換えが行われるようです。いわれて見れば、確かに1990年代後半から、女性に対する敬称は「Ms」を意識して使うようになりました。

☆婉曲表現
日本でもその影響からか、「看護婦」を「看護師」、「助産婦」を「助産師」、あるいは「目の不自由な人」などの婉曲表現が使われるようになってきています。言い換えだけでは、根本的な是正にはつながらないという批判はさておき、「Merry Christmas」、それとも「Happy Holidays」

あるいは、流通系のCMで使われている「Many Christmas」?我が家の”宗教観”からすれば、"Season's Greetings"が穏当なところだろうか?
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