免疫力を高めて・・・

●鬼の霍乱
細君が風邪をひいた。しつこい「せき」がなかなかとれない。私もそうだが、細君も病院に行くことを良しとしない悪い癖がある。

●免疫の話
最近読んだ村上知博氏の著書『やさしい免疫の話』の中で、普段まったく意識しない「免疫細胞」がさまざまな状況下でいかに活躍しているかが、わかりやすく説明されています。

●免疫細胞
インフルエンザ感染で発症時の症状（鼻水、くしゃみ、のどの痛み）から、しだいにのどの異物を外に出す働きが弱くなって「せき」が出る症状、さらに激しい「せき」と体温の上昇。そして、体内でインフルエンザ抗体が完成しウイルスが体内から姿を消すまで、各症状下で異なった免疫細胞がせっせと働いているのです。

●今年もメタボ健診のお知らせ
ところで、今年も市役所から「メタボ健診（特定健診）」の黄色い封筒が送られてきました。今年の健診のお知らせには、昨年度の健診での「がん発見者数」が紹介されていました。
*胃がん　　12,200名受診---24名の胃がん発見
*大腸がん　12,499名受診---39名の大腸がん発見
*肺がん　　15,574名受診---2名の肺がん発見
*乳がん　　 2,918名受診---6名の乳がん発見

●増える大腸がん
39名という大腸がんが発見された人数には驚かされます。がん罹患リスクは高齢になるほど高くなり、大腸がんは40歳以降に罹患率が高くなるそうです。特に女性の場合、大腸がんはがん死亡原因の1位となっています。『やさしい免疫の話』の中で、大腸がん健診で使われる「便潜血検査」でも「抗原抗体反応」という免疫反応の一種を応用、検出精度はかなり高いのだそうです。

免疫力は絶対に落としてはいけません！健康な人でも、1日数千ものがん細胞が生まれ、免疫細胞がそれを排除しているそうです。